カウンセリングを受けること



お悩みを拝見している時、カウンセリングを受けることを迷われているご相談をたまに見かけます
実は私は過去、合計6年間カウンセリングを受けたことがありました
最初の1回目は物凄い失恋をして、立ち直れなくて、人生どうでもいいと思ってしまった時で、食欲も落ち、睡眠もとれず、仕事にも支障が出るようになり、会社を休職するかの判断のためにカウンセリングを受けることになったのがきっかけです
この時は自分の根本的な考え方の問題点をじっくり内省することなく、ただなんとなく2年間続けて、結局行かなくなり途絶えてしまいました
それから20年後、2回目のカウンセリングは、当時の夫について健全な関係性じゃなく、カサンドラ症候群になってしまい、元夫の言動についてカウンセラーに相談したというのがスタートでした
始めた当初は何を相談しても意見を言って貰えず、1時間泣いて、苦しいと訴え続けて終わるということばかりが続き、手ごたえがないなと思っていたのですが、でも泣いても喚いても批判されることなく、他人が静かに私の話を傾聴してくれる時間と言うのは、とても貴重な体験でした
当初からの悩みも移り変わり、それでも月に一度のオンライン診療を4年間続け、ついに自分の意思で「もう私にはカウンセリングは不要だ、もう私は大丈夫」と自信を持つことができたため、卒業することができました
カウンセリングはダイエットと似ています
1回で効果が現れるわけじゃないし、料金の割には目に見えて変化も実感できない
だけど習慣になり、続けていくことにより、いつの間にか心を強く保つことができるようになる
時間がかかるかもしれませんが、自分の心の内側の本当の本音を自分で気づくようにガイドしてくれる人の力を借りる=カウンセリングなのです
プロの力は偉大で、カウンセリングを続けていくことにより、自分が隠していた本当の問題点に自ら気づき、逃げなくなり、改善するためには何をしたらよいかと行動に移せれるようになっていきます
私はカウンセラーの力を借りて、一つ一つ問題に立ち向かい、時間がかかりましたが解決することができましたし、あんなに月に1回のカウンセリングを頼りにしていたにもかかわらず、今では全くカウンセラーに相談したいとは思わなくなりました
それはもしこの先何か問題が起きたとしても、自分の心に問いかけて、どうしたいかじっくり考える方法を学んだお陰だと思ってます