メンターインタビュー:めへよさん

悩みごとやモヤモヤすること、不安に思うことをインターネットで気軽に相談ができる「TOKYOメンターカフェ」。仕事や子育てなどを経験してきた方が、都民メンター(助言者)となって多様な悩みに寄り添い、悩みを抱えて次の一歩を踏み出せずにいる女性を支援します。

今回は、都民メンターの1人である、めへよさん(30代)にインタビュー。これまでめへよさんが感じてこられた悩みと、メンターとしての思いを伺いました。

なぜ都民メンターになろうと思ったのですか?

私は人の話を聞くことと文章を書くことも好きなので、いろいろなお悩みや疑問に耳を傾け、文章でアドバイスしていくという都民メンターの活動は、私の特性を生かせるのではないかなと思いました。

また、私はあまり社交的な性格ではなく、交友関係が広いタイプではないので、いろいろな人とお話ししてみたいと思ったことも、都民メンターになろうと思った理由の一つです。

男性優位の仕事環境に悩んだ

めへよさんがこれまで悩んでこられたことを教えてください。

社会人として働き始めて10年ほどが経ちます。初めのうちは仕事を覚えることで精いっぱいだったのですが、徐々に仕事に慣れ始め、周囲にも気を配らなければいけない立場になりました。

そうした中で、まだまだビジネスの世界では、男性が優位な環境なんだなと感じました。
「女性だから」という理由で、仕事の負担を軽くされたり、正しい評価をされなかったり。男性社会を生き抜くためにどう振る舞えばいいのか、いろいろと悩んできました。

また、今、私が所属する部署が9割ほどが男性という職場で、頑張ってもなかなか評価されないと悩んでいる後輩(女性)もいます。

そうしたことに対してめへよさんはどう対処したのですか?

まずは男性側の話を聞いたり、態度を観察したりすることから始めました。すると、彼らも決して女性を差別しようとしているわけではなくて、逆に気を使いすぎているんだということが分かりました。

相手に自分のことを理解してもらうために、また、正しく評価してもらうためには、謙虚なものの言い方や控えめな態度ではなく、意思をはっきりと伝える必要があるんだと気が付きました。

男性優位という現実は一朝一夕で変えられるものではありません。だからこそ、互いに歩み寄る必要があるのではないかと思っています。

そうした歩み寄りの先に、誰もが性別を気にすることなく過ごせる社会が実現できるといいですよね。

思いを吐き出せる場所にしたい

都民メンターとしてどのように活動していきたいですか?

私は、相談者さんが安心して思いを吐き出せる、そんなメンターになりたいと思っています。

メンターカフェに相談しに来てくれる方は、気持ちを吐き出したいと思っていたり、自分の感情を認めてもらいたいと思っていたりするのではないかなと感じています。

ゆるく、ふんわりとした回答で、“激甘な対応”になるかもしれないのですが、メンターカフェを相談者さんが安心して思いを吐き出せる場所にしていきたいと思います。

さまざまな苦労を乗り越えてきた都民メンターに、あなたの悩みを打ち明けてみませんか?